ベッド、そしてベッドの上に敷くマットレスはどちらも大きいので、多くの自治体がこれらを「粗大ごみ」として回収しています。宮崎市にお住まいの方も、同じようにこれらを粗大ごみとして処分できるのでしょうか?リサイクルとリユースの専門業者が解説します。
宮崎市におけるベッド・マットレスの分別
宮崎市の「ごみの分別検索(豆辞典)」によると、ベッドとマットレス、ともに「燃やせるごみ」に指定されています。しかし、単純にこれらを燃やせるごみとして処分できるわけではありません。宮崎市はサイズを制限しており、長さが1m以上のものについては「粗大ごみ」です。解体して1m未満にできるのであれば「燃やせるごみ」として処分することが可能です。
なお、金属製のベッド(長さ1m未満)は「燃やせないごみ」です。長さが1m以上になる場合は「粗大ごみ」です。
マットレスは、スプリングが入っている場合はサイズにかかわらず「粗大ごみ」。スプリングが入っていない場合は長さ1m未満の場合は「燃やせるごみ」、長さが1m以上になる場合は「粗大ごみ」です。
宮崎市でベッド・マットレスを廃棄処分する方法
宮崎市でベッドやマットレスを処分する方法には、以下のものがあります。
・宮崎市に収集を依頼して処分(粗大ごみの戸別収集)
・宮崎市のごみ処理場に搬入して処分
・宮崎市の通常収集を利用して処分
・不用品回収業者のサービスを利用して処分
それぞれの方法についてくわしく解説します。
宮崎市に収集を依頼して処分(粗大ごみの戸別収集)
まずはベッドやマットレスを「粗大ごみ」として処分する方法からご紹介しましょう。すでにお話ししたように、一辺の長さが1m以上のベッドやマットレスは、材質を問わず「粗大ごみ」です。宮崎市は粗大ごみを予約制で各世帯から直に収集する方式をとっています。粗大ごみの収集依頼は、宮崎市コールセンターに電話で行います。
・宮崎市コールセンター:0985-25-2111(平日の8時~17時15分に受付)
担当者に必要事項を伝えると、収集場所や収集日、手数料の金額などの確認があります。予約が完了したら、収集日が来るまでの間に手数料相当分の「粗大ごみシール」を購入してください。シールはコンビニなどの取扱店で購入できます。
粗大ごみシールのシール部は、処分するベッドやマットレスに貼り付けておきます。
収集日になったら、8時30分をめどに、指定された場所にベッドやマットレスを出してください。
メリット
宮崎市に収集を依頼するメリットは、あまりお金がかからないことでしょう。ベッドやマットレスであれば、500~1,000円程度で処分できます。
デメリット
宮崎市に収集を依頼する場合のデメリットは収集日まで長い時間がかかることでしょう。粗大ごみの収集は通常、コールセンターに電話をした約3週間後です。
また、大きく重量がある物を自分で運ばなければならないこともデメリットだといえるでしょう。ベッドフレームはかなりの重量がありますから、2人でも運べない可能性がありますし、その前に部屋から出せないことも考えられます。
宮崎市のごみ処理場に搬入して処分
いらなくなったベッドやマットレスを宮崎市のごみ処理場に自分で搬入して処分することも可能です。搬入先は「エコクリーンプラザみやざき」です。
・エコクリーンプラザみやざき
所在地:宮崎市大字大瀬町6176番地1 電話:0985-30-6511
月曜日から土曜日の8時30分から17時までと第3日曜日の8時30分から12時、13時から17時に開場しています。(祝日は休み)
メリット
ごみ処理場にベッドやマットレスを搬入する方法のメリットは、やはりあまりお金がかからないことでしょう。手数料はごみの重量で計算され、100kgまでごとに220円です。
デメリット
自分で持ち込まなければならないため、業務用以外の車が必要です。業務用の車だと産業廃棄物と判断されてしまいかねません。ごみ処理場での荷下ろしも、基本的に自分でやる必要があります。
宮崎市の通常収集を利用して処分
最長辺の長さが1mに満たないベッドやマットレスは、宮崎市の通常収集を利用して処分することが可能です。「燃やせるごみ」の収集日は週に2回、「燃やせないごみ」の収集日は月に1回です。
なお、ベッドやスプリングの入っていないマットレスは、長さ1m未満に分解できるのであれば通常収集を利用して処分できます。スプリング入りのマットレスは小さくても「粗大ごみ」に該当するため分解して出すことはできません。
メリット
お金がかからないことがこの方法最大のメリットです。
デメリット
大人用のベッドやマットレスは当然のことながら分解しないと出せません。さらに、この分解するという作業自体が大変です。そのため、子ども用やペット用の製品を除き、通常収集に分解せずに出せる製品はほとんどないでしょう。
不用品回収業者のサービスを利用して処分
宮崎市のサービスではなく、民間企業のサービスを利用してベッドやマットレスを廃棄処分することも可能です。宮崎市でサービスをおこなっている不用品回収業者を利用する方法です。
ベッドやマットレスのように大きな物を処分する場合、不用品回収業者はとてもよい選択肢です。
宮崎市のスタッフはベッドやマットレスを屋内から運び出してくれません。したがって、市に粗大ごみとして収集してもらう場合でも、ある程度の距離を自分で運ぶ必要があります。
一方、不用品回収業者のスタッフは、屋内から重量物を運ぶ作業にも対応してくれます。つまり、不用品回収業者を利用する場合は自ら作業をする必要がないのです。
メリット
ベッドやマットレスの処分に不用品回収業者を利用するメリットは山ほどあります。
まず、なんでも処分できること。ベッドやマットレスを処分するようなシチュエーションでは、ほかにも廃棄処分したい物があるはずです。そんな不用品を分別せずに処分できるのは、不用品回収業者を利用するときだけです。
また、すでに触れたように「自ら作業する必要がない」ことも大きなメリットです。宮崎市のサービスを利用する場合、必ずやらなければならないことがあります。
さらに、収集日時を指定できることもこの方法を利用するメリットのひとつ。たとえば、業者に連絡したその日の収集を依頼することだって可能です。
デメリット
不用品回収業者を利用する場合、宮崎市のサービスを利用するときよりもお金がかかります。こればかりは民間のサービスなので仕方がありません。しかし、ベッドやマットレスのような大きい物を処分する場合、少量であったとしてもお得な定額料金が適用される可能性が高いので、不用品全体として考えると、かなり処分費用を節約できるはずです。
まとめ
宮崎市でベッドやマットレスのような重量物を処分する場合は、不用品回収業者を利用するのがおすすめです。ひとり、もしくは誰かにヘルプしてもらってかんたんに運べる程度のものであれば、宮崎市のサービスがおすすめですが、それ以外の場合は不用品回収業者を利用したほうがいいでしょう。