大きな家具や家電製品など、自治体が行う定期収集のときに捨てられないごみは、通常、粗大ごみとして処分します。多くの自治体が粗大ごみを各世帯から直接収集していますが、都城市はどうやって収集しているのでしょうか?リサイクルとリユースに詳しい不用品回収業者が解説します。
都城市における粗大ごみ(大型ごみ)とは?
都城市における「粗大ごみ」とは、市の指定ごみ袋に入らないサイズのごみのことです。ただ、例外があり、布団や毛布は指定ごみ袋に入らなくても「燃やせるごみ」として出せます。(ひもで縛って指定ごみ袋を巻きつける)
なお、宮崎市は粗大ごみを「燃やせる粗大ごみ」「燃やせない粗大ごみ」「埋め立て粗大ごみ」の3種類に分類しています。
・燃やせる粗大ごみ
指定ごみ袋に入らない燃やせるごみに該当する素材でできたもの。
・燃やせない粗大ごみ
指定ごみ袋に入らない、おもに金属などの燃えない素材でできたもの
・埋め立て粗大ごみ
ガラスや鏡、ブロック片など
都城市で粗大ごみ(大型ごみ)を処分する方法
都城市では、市のサービスと民間企業のサービスを利用して粗大ごみを処分できます。
・ごみ処理施設に持ち込む
・不用品回収業者に収集を依頼
・都城市環境業務課に収集を依頼
これらが選択肢ですが、3番目の環境業務課はやむを得ない場合の選択肢です。以下、それぞれの方法について詳しく説明します。
ごみ処理施設に持ち込む
都城市は、ごみ処理施設への直接搬入を粗大ごみのメインの処分方法と考えているようです。市民の皆様は、自家用車やレンタカーを使って施設に持ち込むわけですが、その際、粗大ごみの種類により持ち込み先が異なるので注意する必要があります。
燃やせる粗大ごみの持ち込み先
燃やせる粗大ごみに該当するごみの持ち込み先は「都城市クリーンセンター」です。事前に電話で連絡し、持ち込みの可否を確認してください。
・都城市クリーンセンター
所在地:都城市山田町山田7599番地5 電話:0986-45-6677
小さな金属が含まれるごみを持ち込む場合は、それを外してから持ち込んでください。
燃やせない粗大ごみの持ち込み先
燃やせない粗大ごみに該当するごみの持ち込み先は「都城市リサイクルプラザ」です。事前に電話で連絡し、持ち込みの可否を確認してください。
所在地:都城市下水流町4028番地11 電話:0986-36-3900
金属製品が主体になる燃やせない粗大ごみでは大きめの家電製品を処分できますが、法律でリサイクルすることが定められているテレビや冷蔵庫、洗濯機、エアコンを持ち込むことは不可能です。
埋め立て粗大ごみの持ち込み先
あまりないかもしれませんが、大きな鏡やガラス、陶磁器などが埋め立て粗大ごみに該当します。埋め立て粗大ごみの持ち込み先は「都城市一般廃棄物最終処分場」です。事前に電話で連絡し、持ち込みの可否を確認してください。
所在地:都城市上水流町1784番地1 電話:0986-36-3653
不用品回収業者に収集を依頼
都城市はやむを得ない場合にのみ粗大ごみを戸別収集しているため、自家用車がないなどごみ処理施設への直接搬入が難しい人は、不用品回収業者が第一の選択肢になるでしょう。不用品回収業者を利用する場合、市のサービスよりもお金はかかりますが、市のサービスでは不可能なことも可能になるので、市民の皆様も大きなメリットを得られます。
粗大ごみを運ばなくて済む
不用品回収業者を利用する場合、粗大ごみを運ぶ必要はありません。ごみ処理施設に搬入する場合、たとえば、ベッドフレームのような重量物でも自分で積み下ろし作業をしなければなりません。不用品回収業者を利用する場合は、業者のスタッフがすべてやってくれます。
粗大ごみ以外のごみや不用品をいっしょに処分できる
都城市のごみ処理施設に粗大ごみを持ち込む場合、持ち込めるのは施設が受入可能な粗大ごみだけです。木製のタンスを処分する場合は木製のテーブルならいっしょに持ち込めますが、金属とガラスでできたテーブルをいっしょに持ち込むことはできません。
一方、不用品回収業者を利用する場合は「分別」という概念がないので、さまざまな不用品を粗大ごみといっしょに処分することが可能です。
収集日時を指定できる
不用品回収業者を利用する場合、利用者が収集日時を指定できます。そのため、仕事場から帰宅したあとに収集を依頼することも可能です。不用品回収業者は、多忙な人にもベストな選択肢です。もちろん、大至急、粗大ごみを処分しなければならないような状況でも即日の収集を依頼できます。
不用品を売却できる可能性がある
多くの不用品回収業者が「買取」を行っています。リユースやリサイクルが脚光を浴びるなか、不用品の売買も頻繁に行われており、不用品回収業者はニーズの多い不用品を買い取り、再販しています。このような不用品があれば、利用者は粗大ごみや不用品の処分費用を安く抑えることができます。
都城市環境業務課に収集を依頼
都城市は、特別な事情がある場合に限り、粗大ごみを世帯から直接収集しています。収集を希望する市民は、市の環境業務課に電話をして収集を申し込んでください。
・都城市環境業務課 電話:0986-24-5560
※粗大ごみは指定された収集場所に自力で出す必要があります。
都城市で不用品回収業者を利用する際の注意点
基本的に粗大ごみをごみ処理施設に持ち込んで処分する必要がある都城市では、不用品回収業者を利用する価値があります。しかし、なかには不用品回収業者の利用に消極的な方もいらっしゃると思います。
そこで不用品回収業者を利用する際の注意点をまとめてみました。悪徳業者は明らかに怪しいので、利用しなければ被害にあうことはありません。
「無料」をうたう業者はダメ
「不用品を無料で回収します」
こんなアナウンスをしながら走り回っている車を見かけたことはありませんか?
業者が不用品や粗大ごみと呼ばれるものを無料で回収することは、買取などの例外を除き、基本的に不可能です。こういう業者を利用してしまうと、高額請求などの被害にあってしまいます。チラシで無料をうたう業者も同様です。
ホームページの内容をチェック
不用品回収業者を選ぶときに参考になるのがホームページです。いまどき、ホームページがない業者は利用しにくいというか、それではどうやって依頼すればよいのかわかりませんね。ただ、投げ込みチラシの業者はそれでも仕事をとれるのかもしれません。投げ込みチラシで、しかも連絡先が携帯の電話番号の場合、高確率で怪しい業者なので利用してはいけません。
業者を探す場合は、スマホやパソコンを駆使して業者のホームページをチェックするのが鉄則です。「所在地」「携帯ではない電話番号」「提供しているサービス」「作業実績」「料金目安」を必ず確認してください。これだけそろっていれば、被害にあうようなことはありません。
まとめ
都城市で粗大ごみを処分する方法を紹介しました。都城市では基本的にごみ処理施設へ粗大ごみを持ち込んで処分します。運びやすいもので物量も少ない場合はこの方法を利用しましょう。ある程度まとまった量の粗大ごみや不用品がある場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。
「宮崎えびすサポート」は、都城市を含む県内で広くサービスを提供している不用品回収業者です。粗大ごみの処分にお困りの方は、ぜひご相談ください。